中ノ沢温泉
福島の中ノ沢温泉は、福島県耶麻郡猪苗代町にある温泉です。安達太良山の西の麓と磐梯山の間、吾妻山系列の山々の南側に位置する、標高740メートルの高原地帯に広がる閑静な温泉地で、昔から湯冶場として栄えていました。正に、「山のなかにある温泉」です。福島の中ノ沢温泉は、昭和29年のヒット曲「高原列車は行く」の舞台にもなったそうですよ。街道に沿って宿や土産屋が建ち並び、古き良き時代の、昔ながらの温泉街といった雰囲気が懐かしさを感じさせます。
福島の中ノ沢温泉の開湯は、宝暦年間(1751年)とされており、江戸時代から湯冶場として多くの人が利用した歴史ある温泉です。毎時18年に、安達太良山中で源泉が湧出し、地元の人々が引湯したそうです。
福島の中ノ沢温泉の泉質は、酸化水素含有酸性明礬緑泉となっています。効能は、神経痛や筋肉痛、関節痛、五十型、慢性消化器病、痔疾、冷え性、皮膚病、疲労回復、慢性婦人病、糖尿病、痛風などが挙げられています。福島の中ノ沢温泉の源泉は、福島の中ノ沢温泉街から少し離れた沼尻温泉付近にあり、そこから引湯しています。泉温はかなり高めの51度〜73度となっており、湯量は毎分13,400リットルとなっています。単一の湧出口からの湯量としては、この福島の中ノ沢温泉は日本一なのだそうですよ。pH1.85という強酸性ですが、約6kmもの距離を引湯されている間にガスが抜けて温度も冷め、温泉地に到着することにはちょうど良い湯加減になっているのだとか。また、福島の中ノ沢温泉は飲泉も可能で、飲泉すると胃腸病に効果があるそうです。ただ、火山性の強い酸性のお湯であるため酸味が強く、人によっては飲みづらいかもしれません。福島の中ノ沢温泉のお湯は金属やプラスチックがすぐにダメになってしまうため、風呂場は石や木で造られているものが主体となっています。
福島の中ノ沢温泉の周辺には、母成峠の鉱山植物や湿原植物の観察ができる自然植生観察園 万葉の庭や、日本で3番目の面積を誇る淡水湖の猪苗代湖、磐梯吾妻レークラインのなかの最大の絶景ポイントである中津川渓谷などがあります。